初めは、支流の滝に行くつもりでしたが余りにも水が少なく奥山川本流を溯ってみました。奥山橋から
水源地方面と西床尾山登山道とに沢が分岐しており、初めに水源地の左俣を溯りましたが、倒木がひどく
荒れた谷でした。上る内に、渓谷らしくなって来て最初に初めの滝に出遭いました。三段の滝ですが
巻く為に上に登ると更に良い姿でした。更に進むと妙見大滝を小さくした様な滝があって、正面に降りると
黒い岩盤に白い流れがとても印象的でした。そこから更に50m程遡行すると、落差ではこれ迄で一番大きく
水量が有れば見事な滝に変身するであろう三番目の滝が姿を見せました。滝が在ると言う保証も無い遡行
でしたが、三つも巡り会えてラッキーでしたね。戻ってから右俣も気になり、かなり登って見ましたが、そう上手く
は行かないもので、滝の匂いひとつしない渓谷でした。帰りに近くの徳神社の「なんじゃもんじゃの木」と
命名されたカゴの木を見学しました。木肌の鹿模様が珍しい木で、ここまで大きくなるのは滅多に無い
そうです。近くの民家のおばさんと色々話をしましたが、登山道には行った事があるものの、左俣には
行った事が無いそうで、滝の話をすると驚いていました。またこの辺も頻繁に熊が出没するそうで、今朝
も家前の柿の木に登っている熊と遭遇したそうです。 知らぬが仏・・その話を聞いてヒヤ汗が出ましたよ。
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