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以前より気になっていた「雨乞の滝」ですが、道の駅「千種」で手作り風の観光パンフレットを見た所、鍋ヶ森神社近くに
「雨乞の滝」があると書いているではないか・・。早速に観光協会の方に詳しい事を聞いた所、大釜の滝と勘違いされ
ており、結局は解らず終い。それなら役場で聞こうと訪れた所、担当の方も解らずに面目ない様子でした。その代りに
雨乞に関する郷土資料を見せて頂きました。それによると、鍋ヶ森神社は雨乞の神様として昔より信仰を集め、岡山や
鳥取方面からも雨乞祈願に参詣されていたそうです。鍋ヶ森の鍋とは岩に開いた鍋状の甌穴を指し、その甌穴を掃除
すると大雨が降ったそうです。その後、マップ上に記されている滝を探索すべく鍋ヶ森神社跡に訪れて見ると、それら
しき谷がありました。遡行の用意をしていると年配の方が来られたので、滝に付いて聞いて見ると、やはり解らない
との事・・。仕方なく水が途切れるまで谷を遡行しましたが、収穫は5m程の岩間の滝がひとつと山頂付近で見た
黒い大鹿だけでした。マップの雨乞の滝がこの滝で在るとの確証は無いですが付近に谷は見当たらず。思うにマップは
「雨乞の滝があるらしい」・・が正解ではないかと思います。また資料によれば「鍋ヶ森、かなべの滝に参った」と
記されている為、「かなべ」→「燗鍋」すなわち三室の滝の別名が「燗鍋の滝」であるので、この滝でも雨乞いをしたと
思います。あくまで私の見解ですが・・。
滝へは神社の新しい鳥居から道を隔てて山側の渓谷を上がる。一部伐採道が付いています。ほぼ山頂迄登ったので滝までの
所要時間は解りませんが、約20分程と思います。岩間に隠れた滝なので解り難いですが・・。
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